日本のファッション小売りの中国での休業店舗数が減り始めた。ユニクロと無印良品は一時、中国国内の店舗の半分が休業していたが、その後営業を再開する店舗が増え、3月に入った時点でユニクロの中国の休業店舗数は全750店のうち90、無印良品は265のうち41にまで減った。ただ、中国全土で1~2月中旬に消費がほぼ停止したため、「売り上げは落ち込んでおり、回復にはまだ時間を要する」との声が上がっている。
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2月中旬から再開
ユニクロは、1月23日に武漢市の公共交通機関が停止し、人の往来ができなくなったため、同市内の17店を休業した。その後の感染拡大に伴い、1月末に130店が休業、2月7日には370店と約半数まで休業が増えた。無印良品も1月30日時点で武漢の10店を含む59店が休業し、2月中旬には133店まで休業が拡大していた。