アパレル小売り有力企業にDXの進捗と展望を聞く　システム・組織・働き方見直し急ぐ

　アパレル小売りの有力企業がDX（デジタルトランスフォーメーション）を急いでいる。集中的なシステム刷新を伴わないことで大きな経済損失を被ると言われる「2025年の崖」に間に合わせるべく、基幹システムの入れ替えや組織の見直し、実際の働き手である社員の意識改革に乗り出している。コロナ禍で大きく変わり、今後も変容し続ける社会や消費者にキャッチアップするために、手段であるDXは待ったなし。業界を代表する3社、TSIホールディングス、ユナイテッドアローズ、ベイクルーズにその進捗（しんちょく）と展望を聞いた。