ナフナフ 再建型破産手続き 外出規制が追い打ち

2020/05/19 06:26 更新


 【パリ=松井孝予通信員】ナフナフが再建型破産手続きに入ったことが明らかになった。

 仏ヴィヴァルトグループは18年、仏国内で販売不振に陥っていたナフナフを中国の拉夏貝爾(ラ・シャペル)グループに5200万 ユーロ で売却。ラ・シャペルにとって初の国際ブランドの買収となった。ナフナフは中国で販売網を500店へ拡大したが、コロナ禍で現在では2店しか営業していない。仏国内では直営160店、フランチャイズ74店を持つ。18年11月から長期化した「黄色いベスト」運動のデモ、昨年12月から続いた公共交通ストによる経営悪化に、新型コロナウイルスによる外出規制が追い打ちをかけた。19年の売上高は2億 ユーロ 、300万 ユーロ の損失を計上した。

 ナフナフ再建に向け、仏「モルガン」を所有する仏ボーマノワールと、破産に陥った仏「シネカノン」を再建した実績を持つトルコのSYインターナショナルが名乗りを上げている。

ナフナフの親会社、拉夏貝爾 決算発表を再度延期

 【上海支局】ナフナフの親会社である拉夏貝爾(ラ・シャペル)は5月15日、翌日に予定していた19年12月期決算の発表を6月29日または、それより早い時期に発表するとの告示を行った。

 今回が2度目の延期で、理由はナフナフの19年12月期決算の監査が新型コロナウイルスの影響で終了しないためとしている。

 ナフナフは拉夏貝爾の主要子会社。19年12月末時点で総店舗数の11%、総資産の19%、営業収入の13%、純資産の16%を占める。

 拉夏貝爾は、急激な出店が裏目に出て、経営危機に陥っている。19年12月期の業績は(監査を経ていない暫定的な内容)売上高76億3800万元(前期比24.9%減)、営業損益23億8600万元の赤字(前期は30億800万元の赤字)。店舗数は18年末に9269だったが19年末は4878と、1年で4391を閉店した。

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