一つでも多くの新しいモノや体験が世の中に羽ばたいていくのを後押しするのがマクアケのサービス。これからもイノベーティブな実行者(事業者)がどんどん出てくるでしょうし、応援する人の数も何百万、何千万に積み上がっていくでしょう。ユーザーは購入する以上の応援をするようになるかもしれない。
これら全てが財産で、蓄積していくと我々のビジネスの幅も広がります。ユーザーがプロジェクトに意見を言ったり、デザインを手伝ったり、出資したりすることもあるかもしれません。ユーザーの多くは国内ですが、今後は英語圏、中華圏など国境を超えて広がる可能性を秘めています。逆のパターンでは、既に中国の実行者からの商品がデビューしていますし、今後は〝海外to海外〟も始まるでしょう。
我々が関わっていくビジネスの広がりと、海外という物理的な幅の広がり。そうなると「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」というビジョンが本当の意味で達成される、そんなことを夢想しています。
マクアケのサービスが始まる前、ヨルダンの山間のカフェで見た光景が目に焼きついています。世界の果てのような所で働く店員がiPhoneでフェイスブックを使い、店内にコカ・コーラ、店前にトヨタの車がありました。世界のどこにでも存在するような物やサービスが、実はマクアケから生まれた。そんなストーリーをいつか誰かに話せるよう、これからも一歩一歩ステップを踏んでいきたいと考えています。
(マクアケ社長)
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「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。