8月の百貨店ミセス売り場 色と柄で秋の気配

2018/08/31 06:29 更新


 8月の百貨店ミセス売り場は猛暑の影響で、セールの盛夏物や、ウォッシャブルなどの機能性のある商品が中心に動いた。実需志向が強く、秋物の商品は動きが鈍い。ただ、マスタードやチェックなど色と柄で秋を感じさせる商品が動き始めた。

 東武百貨店池袋店はプロパー販売は前年並み、セールは前年比10%増だった。夏物中心で盛夏物の動きがまだ強い。その中でもボルドーやマスタード系などの秋色が動き出している。グレンチェックや深みのあるグリーンの商品も目立つ。阪神梅田本店は秋色夏素材のプロパーの動きが良く、売り上げに占める比率が50%を超えた。6月1日の第1期棟の開業以降、新規客が増えたことが売り上げを押し上げている。

 今後はトップ、ボトムともにチェック柄を強化する店が多い。また、コーディネート提案を強め、複数購買を促す。

阪神梅田本店の「リザ」


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