【ミラノ=高橋恵通信員】「モスキーノ」の新クリエイティブディレクターに、ダヴィデ・レンネが就任する。同ブランドのメンズ、レディス、アクセサリーコレクションを、11月1日から手掛ける。デビューコレクションは、来年2月の24~25年秋冬向けミラノ・ファッションウィークで発表する。
半年前に、前任のジェレミー・スコットが退任して以来、同ポストは空席となっていた。
レンネは77年、トスカーナ州フォロニカ市生まれ。フィレンツェのポリモーダ卒業後、「アレッサンドロ・デラクア」などを経て、「グッチ」に入社。20年間勤務し、アレッサンドロ・ミケーレのもと、レディスウェアのヘッドデザイナーを務めた。
レンネは就任に当たり、自身のインスタグラムで、ブランド創始者フランコ・モスキーノの言葉を引用「良いセンスなんて存在しない。私たち(それぞれ)のセンスがあるのみだ。我々はそれを誇りに思うべきである」と投稿した。