モリト、「スコーヴィル」で日本生産

2015/07/29 06:46 更新


 服飾資材製造卸のモリトは、昨秋に買収した米「スコーヴィル」ブランドの日本生産を始めた。日本品質のジーンズファスナーなど金属商品、約50マークを開発し、スコーヴィル見本帳も作成し、本格的な販売に入った。

 金属製のファスナー、ジーンズボタン、リベット、糸付けボタンを開発、展開する。日本製での品質、納期の安定にこだわりながら、塗装やメッキなどで手作り風の表現やビンテージ感などにこだわった。米生産のスコーヴィルが持つ奥深い感性や魅力を打ち出す。

 ファスナーではピンロックやカムロック、オープン形状などの商品で構成、ビンテージ感のある引き手のバリエーション展開も行う。ファスナーのテープにはポリエステルだけでなく、綿素材も加える。ポリエステルでは約80色、綿では20色以上のカラーに対応する。またスコーヴィルと合わせて一世を風靡(ふうび)した「グリッパー・ジッパー」のブランド刻印を打った商品も展開する。国内だけでなく、輸出も行い拡販する



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