モリリンは昨年12月、プラスサイズ専門のモデル・タレント事務所「グラぽちゃ」と協業した商品企画を、モデルによるモデルのためのファッションショー「ジャパンファッションツアー」に出展した。
【関連記事】モリリン 繊維リサイクルボード「パネコ」で小型版の新シリーズを販売
商品企画にはプラスサイズの人が欲しいと思うデザイン、仕様、生地のアイデアを詰め込んだ。日本女子大学とモリリンの「エムスリー・ラボ」との共同制作のプラスサイズ3Dアバターを活用した3D・CAD(コンピューターによる設計)による商品開発で、大きいサイズの体形に合わせた設計を実現し、グラぽちゃが監修・企画した。
モリリンは近年の高まるDE&I(多様性・公平性・包括性)の重要性と、ファッション業界における多様性の理解が商品作りの価値へ直結する要素になっているとして着目。多様な体形にフィットした商品作りはインバウンド(訪日外国人)消費へのアプローチにもなると考える。
同社はグラぽちゃと協業し〝みんながハッピーになれるファッション〟を目指し、プラスサイズモデルが欲しいと思うアパレルやライフスタイル雑貨の商品開発と商品PRを強化する。