モリリンは、繊維リサイクルボード「パネコ」で、新シリーズ「ヌノック」を販売している。同社はパネコを製造するワークスタジオと日本国内での販売総代理店契約を結んでいる。
【関連記事】モリリンのデジタル研究チーム「エムスリー・ラボ」 ライトオンと商品開発
従来のパネコが数メートルサイズなのに対し、ヌノックは数十センチ大で、厚みは1~6センチに対応できる。より布らしさを感じられる質感が特徴だ。
回収した廃棄衣類の分別の際に色を仕分け、粉砕を粗くし本体に混ぜ込んだ。このことで、おしゃれさやかわいさを出した。ビビッド、パステル、モノトーンを揃える。
積み上げ方や厚みの変化を利用し、テーブルからコースターまで様々な製品に使える。インテリアを通して、楽しく廃棄衣類を再生し利用する意義を広めることを目的とした。
10月の「第14回ジャパンファッションEXPO」ではインスタグラムのパネコの公式アカウントをフォローすると、ノベルティーでヌノック製コースターをプレゼントする企画を行った。特に学生など若い世代の一般消費者の認知度を高めることを狙う。
利用後は再度回収し、水平リサイクルが可能だ。廃棄を極力出さない、〝新たな循環システム〟を構築できる。