麻布台ヒルズが完成 地下通路など環境も整備

2025/10/29 17:30 更新NEW!


三つの高層タワーを主体とした新たな街が完成した

 森ビルは10月29日、23年11月に開業した大型複合施設「麻布台ヒルズ」(東京都港区)に、住宅・オフィス主体の高層タワー棟「レジデンスB」を完工した。これにより、全3棟の高層タワーを主体とした麻布台ヒルズ全体が完成した。完工に合わせ、新たな通り「八幡通り」と、地下鉄南北線六本木一丁目駅とつながる地下通路「セントラルウォーク」も完成させ、交通の利便性と回遊性を高めた。

六本木一丁目駅とつながる地下通路

 レジデンスBの敷地面積は約9600平方メートル、建物は地下5階~地上64階で、延べ床面積は約18万5300平方メートル。地上6~64階が全970戸の住居で、地上13~18階は短期滞在にも対応する家具付きのサービスアパートメントとした。地上2~5階は約4500平方メートル、計68区画のオフィスゾーンで、地下1階と地上2階に商業店舗7店が入る。

住宅・オフィス主体の高層タワー棟「レジデンスB」
レジデンスBのオフィスゾーンにはラウンジも設けた

 店舗は施設内にラグジュアリーブランドなど上質で高感度なファッション店が充実し、近隣に高所得者層が多く居住することから、地下1階に職人による高級クリーニング店「アルテフェロ」、服のお直しとオーダーメイド店「サルト」、リペア店「リファイン」を11月6日に導入する。12月1日には近隣の子育てファミリーのニーズに対応し、2階に保育・幼児教育施設「キッズガーデン・プレップスクール」と幅広い世代を対象にした体験型教育施設「キッズガーデンエデュケーション」が開業する。

 麻布台ヒルズ全体の延べ床面積は約86万1700平方メートル、オフィス面積は約21万4500平方メートル、住宅戸数は約1400戸、商業面積は約2万3000平方メートル、店舗数は約150店。



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