森ビルの24年4~9月の連結決算は営業収益が2087億3500万円(前年同期比66.6%増)、営業利益525億4300万円(186.2%増)、経常利益500億700万円(190%増)で、いずれも中間期として過去最高額を更新した。既存のオフィス、商業施設事業などが好調だったことに加え、昨年10~11月に開業した大型複合施設、虎ノ門ヒルズステーションタワーと麻布台ヒルズの収益が上乗せした。
賃貸事業の営業収益は、約1159億円(27.9%増)。商業施設事業も麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズステーションタワーが加わったほか、既存の六本木ヒルズ、表参道ヒルズなどが好調で、増収。
六本木ヒルズの売り上げは9%増で、前期に更新した過去最高額を超えるペース。表参道ヒルズも開業初年度の過去最高額を上回る見込み。ともに、「インバウンドと高額品の売り上げが好調。麻布台ヒルズも同様で、下期もこの傾向は続く見通し」という。
通期の連結決算は営業収益3770億円(4.6%増)、営業利益790億円(1%増)、経常利益720億円(0.3%増)を見込む。