東京・千駄ヶ谷のサンプル工場「あつラボ」 「時代に合わせた物作りの拠点」へ

2023/03/01 12:00 更新有料会員限定


研究や実験も兼ねる「あつラボ」

 OEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)を手掛けるアミアズ(東京、財間宣彰社長)は、東京・千駄ヶ谷にサンプルや小ロット、量産対応など多機能工場「あつラボ」を開設した。千葉県八千代市の無縫製横編み機「ホールガーメント」を配置する自社工場から22年8月に機能を大幅に加えて移転した。「単なる縫製工場ではなく、生産の効率化や要望にきめ細かく対応できるシステムを構築し、時代に合わせたものづくりの拠点」(財間宣彰社長)作りを目指している。工場では太陽光の活用など、同社が取り組むSDGs(持続可能な開発目標)への対応も強化している。

小規模で柔軟に

 あつラボは新宿御苑前の静かなビルの1階で、330平方メートルほどの面積に本縫いや上下送り、オーバーロック、扁平(へんぺい)縫、ボタンホール、閂(かんぬき)止めなどの各種ミシン、皮漉(すき)機、バキュームアイロンなどを揃え、様々なアイテムに対応している。ホールガーメント機も3台設置し、サンプル生産や量産のデータ柄組の作成を行っている。

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