実験的音楽のモードがゴールドウインの「リジェネラティブ・サークル」支援ライブ 「再生循環」に共感

2023/12/19 18:00 更新


 実験音楽やオーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するイベント「モード」は12月18日、ゴールドウインの「リジェネラティブ・サークル」のサポートによるスピンオフライブを東京・新宿の淀橋教会で開いた。

 モードを主宰するのは、ロンドンを拠点にする音楽レーベル「サーティースリー・サーティースリー」と、日本のキュレトリアル・コレクティブ「ブリス」。18年に、故坂本龍一氏がキュレーターを務めてロンドンで初開催し、今夏に日本で初開催した。今回は、日本人のリキ・ヒダカ、米国を拠点にするタシ・ワダとジュリア・ホルター、ローレル・ヘイローの3組のアーティストが演奏した。

 リジェネラティブ・サークルは、ゴールドウインとスパイバーが共同開発した構造たんぱく質繊維「ブリュード・プロテイン」(BP)を起点に地球の再生を促進するビジョンを共有するコミュニティー。今秋の製品の発売とともに発足、専用サイトやSNS、期間限定店を通じて、世界のプロダクトデザイナーや芸術家、建築家などと対話を発信してきた。

エントランスの広間の壁面では、リジェネラティブ・サークルの取り組みやブリュード・プロテイン繊維の開発の過程を動画で伝えた

 今回のライブは「歴史を踏まえて新しい音楽を作っていくモードの先進的な姿勢と、再生と循環をテーマにするリジェネラティブ・サークルにシンパシーを感じて」サポートを決めた。ファッションとは異なる分野でも「BP繊維が作る未来と価値に共感の輪を広げたい」として「第一段階としてアートやカルチャーに造詣(ぞうけい)が深い客層へのアプローチ」に力を入れている。

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