婦人靴卸のモーダ・クレアは、仏アニエスベーと婦人靴の生産・販売でライセンス契約を結び、19~20年秋冬から婦人靴「アニエスベー」の卸売りを百貨店向けに始める。全国約40店の予定で8月末から販売する。
クラシックな革靴をベースに、アニエスベーを象徴するモノトーン、赤、ブルーの配色でモダンなフレンチスタイルを表現する。上品なスクエアトウのカッターシューズ、5センチヒールで2配色のパンプス、アクリルヒールを合わせたメリージェーンなど、装飾は極力控え、シンプルなフォルムで色と異素材を融合する。ローファーやストレートチップのブーツなどは紳士靴のデザインを採用し、革もシュリンクレザーを使うなど、フランスのブランドらしさを出す。シルバーやゴールドのメタリックレザーを使ったモデルも多い。
今秋冬は合計32モデルで、中心価格は2万円前後、上限はショートブーツ3万900円、裾値のバレエシューズは1万6000円。「20代など若い世代に手に届く存在でありたい」(荻津恭一社長)という。
