百貨店販路を主力とする婦人靴卸のモーダ・クレアは25年春夏から、婦人靴「J&Mデヴィッドソン」のライセンス生産と販売を始める。英国のJ&Mデヴィッドソンを子会社に持つ八木通商を通じてライセンス契約を結んだ。
新規のライセンスブランドを立ち上げるのは約6年ぶり。国内の婦人靴ブランドで品質が高く、きちんとした印象の革靴の選択肢が限られている中で、品の良さを感じさせる英国トラッドのスタイルを提案する。30店強の百貨店婦人靴売り場で販売をスタートする。モーダ・クレアのECサイト、八木通商が運営するJ&Mデヴィッドソンの店舗でも扱う。
今春夏は約80SKU(在庫最小管理単位)を企画した。金色のクロスモチーフが甲を飾るポインテッドトウのパンプス、重厚なバックルのストラップが付いたローファーやウイングチップなど、エレガンスを備えて存在感のあるアクセントが特徴。バッグのアイコンになっているスタッズ装飾を取り入れたサンダルやスリッポンもある。中心価格は2万円台後半から3万円台。