三井物産アイ・ファッション、日鉄物産繊維事業の統合によって誕生したMNインターファッションが1月1日、スタートを切った。出資比率は三井物産50%、日鉄物産50%という文字通り〝対等〟による統合会社は、①コア事業であるOEM(相手先ブランドによる生産)事業の基盤強化②新たな成長分野での事業機会創出③顧客への提供価値の深化――を推進し、ファッションビジネス業界での存在感を高める考えだ。木原伸一代表取締役社長、吉本一心代表取締役副社長に、改めて統合の目的、取引先、ファッションビジネス業界にもたらす効果、影響を語ってもらった。
「互いの強み掛け合わせ」木原氏 「緊張感持ち舵取りを」吉本氏
――新会社が始動した。
木原 統合の話を始めた時点では、コロナ禍を想定しておらず、現在の事業環境はさらに厳しくなっている。逆にこういう時だからこそ、一緒になって良かったと実感している。両者の強みを掛け合わせていきたい。実際に営業現場での交流をスタートさせているが、目線が合ってきている。これからが楽しみだ。
吉本 ようやくスタートラインに立つことができて非常に感慨深い。いかに前へ向かって、従業員が明るく進んでいくことができるか。緊張感を持って、舵(かじ)取りをしていきたい。
――新会社としての経営理念、中期経営計画の策定は。
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