ミズノ、指定管で新たに12か所運営

2015/05/12 05:35 更新


 ミズノは施設運営事業で15年度から新たに京都の西京極総合運動公園プール施設(京都アクアリーナ)など12の施設を受託した。公共スポーツ施設の指定管理者事業としての受託で、今年度は直営のスポーツ施設なども含め全国で722施設を運営することになる。

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 ミズノがスポーツ施設運営に乗り出したのは、1989年に直営のスポーツジム「ミズノウエルネス」(大阪市)を開設したのが最初。その後、03年9月の地方自治法改正で「指定管理者制度」が創設され、それまでは地方公共団体の出資法人や公共団体などに限定されていた公共施設の管理運営が民間にも開放されたことから、ミズノも参入した。

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 スポーツ選手を起用したイベントや各種運動プログラムの開発など、スポーツ用品メーカーとして培ってきた知見やノウハウを生かし事業を拡大してきた。

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 運動プログラムは子供を対象にした「運動会必勝塾」や中高年向けのウオーキング教室など幅広い世代に対応。施設の設計・施工も自社で手掛け、体育器具やトレーニング機器のメンテナンスでは子会社のセノーと連携し、安全で快適な施設運営に取り組んでいる。

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 文部科学省によると公共のスポーツ施設は全国で5万カ所を超え、スポーツ用品業界ではアシックスも指定管理者事業を手掛けている。



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