ららぽーと安城、来年4月に開業 約210店で滞在機能も充実

2024/10/22 14:10 更新NEW!


建物内にイベントスペースを整備し、リアルの体験価値を出す(イメージ)

 三井不動産は愛知県安城市に広域型SC(RSC)「ららぽーと安城」を25年4月に開業する。店舗面積は約6万300平方メートルで、約210店が出店する。幅広い店舗を揃えるほか、エンターテインメント施設やイベントができる大型広場を備えるなどして滞在機能を充実する。愛知県でのRSCはららぽーと名古屋みなとアクルス、同愛知東郷に続く3施設目。来秋に愛知県岡崎市に開業予定の三井アウトレットパーク(MOP)岡崎(仮称)などと合わせ、東海エリアでの事業を拡大する。

【関連記事】三井不動産 街づくり型物流施設の集大成 東京・板橋に完成

 国内のRSCは22施設目で、ららぽーとは20施設目。JR東海道線安城駅から徒歩約10分の場所で、西友が開発し、20年5月に閉館したSC、ザ・モール安城の跡地を中心に再開発する。西友は食品スーパーを出店する。

 敷地面積は約10万5500平方メートル、延べ床面積は約17万1000平方メートル、駐車台数は約3500台。店舗棟は地上1~4階(延べ床面積約10万1000平方メートル)で、1~3階に店舗を入れる。屋上に約4000平方メートルの大屋根付き広場、建物内にイベントスペースを整備する。

 全店舗のうち、187店を公表した。地元企業のコロナワールドがアミューズメントエリアと一体となった大型複合映画館を出店するなどエンタメを充実、3階にフードコート18店とレストラン13店を一体化した大規模飲食ゾーンを設けるなど食も強化する。187店のうち、ファッションは「ユナイテッドアローズ・グリーンレーベル・リラクシング」「ジャーナルスタンダード・レリューム」「フリークス・ストア」「トミーヒルフィガー」「ウサギオンラインストア」「ジーユー」など36店、食以外のその他の物販は「アカチャンホンポ」「無印良品」「ロフト」「ダイソー」「スタンダードプロダクツ」「スリーコインズプラス」「ケユカ」「フランフラン」、「ABCマートグランドステージ」とアウトドア用品「オッシュマンズ」の複合店、「スーパースポーツゼビオ」「ヴィクトリアゴルフ」「エルブレス」の複合店など64店。

 同社の東海エリアの商業施設はMOPジャズドリーム長島(三重県桑名市)、ららぽーと磐田(静岡県磐田市)などと合わせ、6施設。事業をさらに強化するため、同社施設を運営する三井不動産商業マネジメントは今年4月に中部支店を新設した。来春にはららぽーと名古屋みなとアクルスの開業後初の改装も予定する。

関連キーワード速報



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事