「コロナ下で聞いた余剰在庫の悩み」解決へ 三井不動産が開発、楽しめるサステイナブル

2023/06/02 06:30 更新有料会員限定


商品は部屋のようなブースに分け、ブランドミックスで編集、「探す楽しみ」を出した

 衣料品・雑貨の新たな循環システムの確立を——三井不動産が6月8日に開設する「木更津コンセプトストア」(千葉県木更津市)は、サステイナブル(持続可能な)ファッションを集積する新業態だ。取引先テナント100社以上と協業して規格外品やデッドストックなどを販売、サステイナブルを推進する企業・団体も紹介し、消費者が体感できるスペースなどを設ける。きっかけは、20年4~5月の新型コロナの緊急事態宣言下。休業期間中に「テナントから様々な悩みを聞き、大量生産による余剰在庫の処理問題が改めて大きな課題として挙がり、ディベロッパーとして対応すべきと考えた」(佐野川靖商業施設本部本部長補佐)ためだ。SCディベロッパーの新たなビジネスモデルとして注目される。

(有井学)

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 三井アウトレットパーク木更津の向かいで、同施設の駐車場があった敷地(約7300平方メートル)に開設する。建物は南棟、北棟の2棟で、延べ床面積は約3000平方メートル、店舗面積は約2460平方メートル。三井不動産が企画立案と開発、取引先の開拓と交渉、商品の手配などを行い、リサイクルショップ「パス・ザ・バトン」事業などを行うスマイルズ(東京、野崎亙社長)がプロデュースし、双日インフィニティが運営する。

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