三井不動産は台湾・台南市にアウトレットモール「三井アウトレッパーク(MOP)台南」の一部店舗の営業を2月中旬に開始、2月25日にグランドオープンする。台湾での同社SCは16年開業のMOP台湾林口(新北市)、18年開業の同台中港(台中市)に続く3施設目。25年の予定で、第2期棟も開業する。台南の開業によって、台湾3大都市圏(台北都市圏、台中都市圏、南部都市圏)全てにMOPが出揃う。
(有井学)
台南市の中心部から南東へ約16キロで、新幹線「台南」駅の近接地に開業する。敷地面積は約5万9000平方メートル。建物は地上1~4階で、延べ床面積約6万4000平方メートル、店舗面積は約3万4000平方メートル。
テナントは約190店で、34店が台南エリアに初出店する。台湾林口、台中港と同様、日本ブランドを充実し、セレクトショップや飲食・食物販を中心に47店が出店する。
食以外の物販は約150店で、台南エリア初の「ビームス」「ユナイテッドアローズ」「アーバンリサーチ」など日本ブランドを25店入れ、集積したゾーンを作る。欧米ブランドでは「アバクロンビー&フィッチ」「ホリスター」「ギャップ」「ナイキ」「アディダス」「プーマ」「ザ・ノース・フェイス」などが入る。食物販・飲食は36店で、台南エリア初の「がってん寿司」「鶏三和」など日本ブランド23店を集積する。このほか、台湾のアミューズメント施設最大手の「トムズワールド」が同社SCに初出店し、時間消費機能も高める。
第2期棟は地上1~4階で、延べ床面積約1万8000平方メートル、店舗面積約1万平方メートル、約60店が入る予定。台湾では今年中にららぽーと台中、23年に同台湾南港(台北市)を開業し、24年にMOP台湾林口の第2期棟を開業する予定だ。