三菱地所、東宝、出光美術館による東京・有楽町の国際ビル、帝劇ビルの建て替え事業が始動する。
二つのビルを建て替える丸の内3-1プロジェクト(仮称)を含む丸の内仲通り南周辺地区の都市計画手続きが開始されるもので、9900平方メートルの敷地に地下4階~地上29階、高さ155メートルの高層ビルを設ける。延べ床面積は17万6000平方メートルになる予定。
国際ビジネス拠点で高度な集積を進めるとともに芸術文化を発展させる拠点として整備する。6~29階をハイグレードなオフィスとし、低層で帝国劇場、出光美術館を再整備して機能を強化、食やショッピングを楽しめる施設も導入する。丸の内から有楽町につながるにぎわいを生み出す。低層部分の屋上には皇居外苑を望むテラスを整備する。
東京メトロ・有楽町駅、都営地下鉄・日比谷駅と接続するが、JR・有楽町駅で東西につなぐ地下通路が新設されることになっており、利便性を高める。
工事期間は25~30年度を予定している。