JR広島駅のミナモアが開業 既存のエキエ含め約300店の商業空間が誕生

2025/03/24 06:26 更新


ミナモアとエキエ合わせ4万平方メートル規模の商業空間ができる新広島駅ビル

 JR広島駅の新商業施設ミナモア(運営は中国SC開発)が3月24日開業する。地下1階~地上9階で、店舗面積は約3万2000平方メートル。うちシネマコンプレックスが4500平方メートルで、SC面積は2万7500平方メートル、約220店で構成する。一体的に運営する既存施設エキエを含め、約300店、4万平方メートル規模の商業施設が駅に誕生する。

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 グランドフロアは路面電車が乗り入れる2階になる。2階西ゾーンは総菜、弁当や和洋菓子を集積した食物販ゾーンで、食品スーパーの「アバンセ」も入った。2階東ゾーンは、旧エキエ・ザッカマルシェを含め、コスメやジュエリー・アクセサリーといった服飾・生活雑貨など50店以上で構成する。

 3階はファッション・ライフスタイルで「ビショップ」「クラスカギャラリー&ショップドー」「無印良品」、インキュベーションカフェ「ミオバイドッツ」など30店、4階はファッションで「アングリッド」「マーキュリーデュオ」「マウジー」「フランフラン」など39店が入る。5階はライフスタイル・ホビー・ファッションで「ハンズ」「ユニクロ」「アンドエスティ」の大型店や「アクアリウムトールマン」、ロボット・雑貨の「らぼっとストア」など、6階は30店以上の飲食店が入るダイニングフロア。

 7階以上はシネマコンプレックスやホテルのエントランスで9階屋上が「ソラモア広場」になる。1階はお土産と飲食店、地下1階はドラッグストアと駐輪場で構成する。「広島駅の開発がスタートとなって、街の発展、活性化に寄与できれば」と竹中靖中国SC開発社長。公園のような広場と産業の発展に寄与する公民館機能を組み合わせたのが「大きな特徴」と話す。なお、2、3階吹き抜け空間への路面電車の乗り入れは夏ごろの予定。

フットサルコートや「ギャラドスひろば」などで構成する9階屋上
今夏にも路面電車が乗り入れる2、3階の吹き抜け空間


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