24年春夏ミラノ・メンズコレクション エキゾチックなイメージ広がる

2023/06/21 06:30 更新有料会員限定


 【ミラノ=小笠原拓郎】24年春夏ミラノ・メンズコレクションは、メンズウェアのコードを見直して新しい男性らしさを探る動きとともに、コロナ禍でかなわなかった旅を背景にしたエキゾチックなコレクションも広がった。アラビアンやオリエンタルといった要素を取り入れたスタイルも目立つ。

(写真=エトロ、チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイは大原広和)

【関連記事】24年春夏ミラノ・メンズコレクション コードを見直し男性らしさを再定義

 プラダのショー会場は、ギザギザのスチールの足場を組んだような床になっている。暗闇とスチールの硬質な空間にモデルたちが登場すると、天井からヌメヌメとしたスライムが垂れてくる。透明なスライムが観客とモデルの間のカーテンのようになって、そのカーテン越しにショーを見るような格好。そしてスライムは床に落ちて、エメラルドグリーンのあめのように固まっていく。

 春夏のキーとなるのはショートパンツ。たくさんのトップをタックインして短めのショートパンツと組み合わせる。テーラードジャケットのようなトップはシャツのような袖になっていて、ショルダーラインの張りとタックインしたウエストシェイプが構築的なラインを描く。ワークアイテムの要素もポイントの一つで、マルチポケットのシャツのほか、マルチポケットのベストをコートの上からレイヤードして着る。フリンジとともに立体的なマルチポケットがシャツの装飾となり、写実的な花柄に変化を作る。

プラダ

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事