丸紅ファッションリンクはアパレル輸入卸のアウターリミッツ(東京)の全株式を取得した。同社は英国発ブランド「ナイジェル・ケーボン」の日本及びアジアでの商標権を保有する。扱いブランドを増やすなどして、「5年後には年商30億円を目指す」。
丸紅ファッションリンク社長付の金子宏史氏が出向し、アウターリミッツの取締役社長に就いた。完全子会社化により、丸紅ファッションリンクのリソースやネットワークを活用しながら「経営基盤の強化を図り、海外市場開拓を含むさらなる事業拡大を目指す」方針。
丸紅ファッションリンクは今後の成長の柱としてブランド・リテール事業を重点分野に定めており、今回の買収を通じてナイジェル・ケーボンをはじめとするブランド・リテール事業に関わる知見やノウハウを獲得する狙いもある。
ナイジェル・ケーボンは71年設立。英国人デザイナーのナイジェル・ケーボン氏が収集した、4000点以上のビンテージアパレルをベースにしたデザインが特徴。メンズやレディスの幅広い年代層に向けてアレンジした商品企画を揃える。