《めてみみ》都内百貨店の初売り

2026/01/06 06:24 更新


 都内百貨店の初売りが始まった。高島屋や大丸松坂屋百貨店、松屋、東武百貨店などが「従業員の休日確保など働く環境を改善する」として、元日に加え2日も休業した。食品だけでなく肌着や靴下、手袋、マフラーといった日用品福袋が人気で、物価高を反映して実用品を求める節約志向が目立つ。

 高島屋日本橋店は開店前の行列が前年比10%増で、「入店客数、売り上げともに前年を上回った」という。49年ぶりに初売りを3日に遅らせた東武百貨店池袋店は、「2日間の連休で、3日の初売りに向けてモチベーション高くのぞめる」という従業員からの声が多かった。元日営業をやめて2日が初売りだった西武池袋本店は午前中にほとんどの福袋が完売した。

 スタートしたクリアランスセールは様変わりした「(初売りの風物詩である)福袋やセールの集客力は年々、低下している」(都内百貨店)という。コロナ禍を経て、価格にかかわらず欲しい物を欲しい時に買う消費が定着した。物販よりも新年を祝うコンテンツ、イベントで来店を促し、家族で楽しめるワークショップ開催に力を入れる店舗もある。

 値下げをしないブランドやセール除外の品番、人気商品や定番品を長い期間をかけて売り切るという事例が増えた。セール期でもプロパー販売を強化、適時・適品の供給を通じ、衣料品売り場の活性化につなげている。



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