《めてみみ》23年に行くべき52カ所

2023/02/15 06:24 更新


 「ニューヨーク・タイムズ」が「23年に行くべき52カ所」を発表した。旅行ライター約100人が推薦したもので、1位のロンドンに次いで2位にランクインしたのが岩手県盛岡市である。意外と言っては失礼かもしれないが、地元のメディアなどでも「なぜ盛岡なの?」という声が上がった。

 理由は、見事な石垣が残る盛岡城をはじめとする風景の美しさ、新幹線で行く東京からの近さ、大正時代の建物と近代的なホテルが調和した点という。さらに、車で1時間も走れば素敵な温泉が数多くあり、スタッフが次から次へとそばを投げ入れるわんこそばなども、海外の人には珍しいサービスなのだろう。

 記者も昨年末に盛岡を訪れ、前述のような観光の定番を楽しんだ。付け加えるならば、日本の原風景が残るといわれる遠野市もさほど遠くない。野球好きのアメリカ人なら、大谷翔平選手が柵越えを連発したであろう花巻東高校のグラウンドも見逃せない場所かもしれない。

 訪日観光客が街をにぎわし始めた。2度目、3度目の訪日となれば、普通の観光地では飽き足らなくなることは十分想像できる。日本人が当たり前に感じている景色や文化のなかには、貴重な地域の財産がまだまだ眠っているはず。ファッション業界もこの機を見逃すことなく、新たな需要を取り込んでいきたい。



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