「ルイ・ヴィトン」はこのほど21年春夏メンズコレクションを東京で披露した。先月の上海でのファッションショーに続き、東京でもリアルのファッションショーを開いた。この間、メンズコレクションはデジタル形式での発表がほとんどだったが、いくつかのブランドがリアルのショーを行っている。
いよいよウィメンズの21年春夏コレクションの時期を迎えようとしているが、現段階でも不確定要素は多い。ニューヨークは主要ブランドはほとんど参加しない。ロンドンはデジタルでの発表が大方と予想されている。仏オートクチュール&モード連盟は、パリ・ファッションウィークを9月28日~10月6日に開催すると発表した。しかし、現時点でリアルのファッションショーを計画しているブランドは「コシェ」などわずかだ。
パリ・コレクションの規模が不明な一方で、これまでとは違う形でコレクションを発表する動きも出てきた。例年、パリでショーをしてきた「ヴァレンティノ」が、今回に限ってミラノでメンズとウィメンズを同時に発表すると明らかにした。「コムデギャルソン」も今回はパリでの発表をとりやめ、東京での発表を計画している。
デザイナーたちは、今できる最善の発表の仕方を模索している。服のデザインだけではない、見せ方のデザインの力量も問われている。