ルミネがJR新宿駅新南口で運営するニュウマンはショップスタッフ向け企画として、スタッフのスタイリングコンテストを初めて実施する。
3月下旬に開始する開業3周年記念イベントで、各店が販売する同館限定商品を着用したスタッフの写真を販促媒体に掲載。「このコーディネートは良い」と思った他店のスタッフにそれぞれが投票する。コンテストに参加しない飲食・食物販店も投票できる。
各店のコーディネート提案力を引き上げると同時に、違う店同士が評価し合うことで「店舗間の横のつながりを促進する」(常木敬介店長)のが目的だ。既に、定例の店長会とは別に、新規客を顧客化した店の成功事例を共有する勉強会を実施、成果を上げている。コンテストを通じて、「店同士が情報を共有し、協力し合う風土をさらに進化させたい」という。
ショップスタッフに対する客の評価が高く、売り上げも好調な商業施設の多くに共通するのは、店同士のコミュニケーションが活発な点だ。例えば、客が探していた商品がない時に、同様の商品がある館内の他店を紹介する店は顧客満足度が高い。これは他店の情報を知らなければできない。
施設全体の一体感を高め、リアルな場としての価値を向上させるための工夫が、SCディベロッパーによってますます重要になってきた。