《めてみみ》こんな時こそ

2018/01/12 04:00 更新


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 18~19年秋冬メンズコレクションがロンドンを皮切りに始まった。フィレンツェの総合見本市ピッティ・イマージネ・ウオモを挟んでミラノ、パリへと続く。

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 コレクションを巡る最近の傾向の一つにレディスとメンズを一緒に見せるパターンがある。同じデザイナーによる共通する世界観である以上、メンズとレディスを分けて見せる必要はないという考え方が背景にある。もちろん、メンズとレディスを一緒に見せることでショー経費の削減にもなる。

 そんな状況も反映して、メンズコレクションに参加するブランドが減っている。すでに「グッチ」「ボッテガ・ヴェネタ」らはミラノメンズには出ていない。秋冬のロンドンでは「ジェイ・ダブリュー・アンダーソン」もショーをレディスの時期へと移した。当然、前回よりもバイヤー、ジャーナリストともに減っている。しかし、そんな時期にこそ、新しい芽が生まれてくるように思えてならない。

 秋冬のロンドンでは、「チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイ」がパワフルなコレクションを見せた。「ザ・ファッション・アワード2017」で英国メンズ新人賞を受賞した若手。80年代に勢いづいたアンドロジナスを背景にしたクリエイションを今の時代に置き換えて表現する。ミラノ以降も、さらなる新しい才能に出会えることに期待したい。



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