18~19秋冬ロンドンメンズコレ 大きな転換期迎える

2018/01/10 04:30 更新


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 【ロンドン=小笠原拓郎】18~19年秋冬ロンドン・メンズコレクションは、大きな転換期を迎えている。これまでよりも日程は短くなり、参加ブランドも減った。秋冬は「ジェイ・ダブリュー・アンダーソン」がレディスとメンズを一緒に見せることになり、不参加に。他にもこれまでショーで見せていたブランドがプレゼンテーションや違う発表の仕方をする傾向が増えている。

(写真=catwalking.com)

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 主催者は、これまでプレゼンテーションで見せていた若手ブランドに違う発表の機会を与えるなど、活性化を図っている。しかし、「バーバリー」を含めてレディスとメンズを一緒に見せる発表の仕方が増えているため、ロンドンだけでなくミラノでもメンズコレクション単独の開催が難しくなっている。果たして、今後、メンズコレクションはどうなっていくのか。再び、若手の孵化(ふか)装置としてロンドンが輝けるのかが問われている。

アンドロジナス背景にパワフル

チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイ

 暗闇に響く叫び声、さまよい歩く幽霊たち、奇声をあげる幽霊たちが着席し、ボトルを飲み始めると彼らを観客にしたチャールズ・ジェフリー・ラバーボーイのショーが始まる。ぼろぼろに穴が空いたテーラードスーツにパッデッドのボリュームを生かしたシャツ、アーガイルのトップももこもこと袖が膨らんで量感いっぱいのシルエットだ。スラッシュ加工のボーダーニットドレスを着た男性モデルなどグランジとアンドロジナスの要素を組み合わせて見せる。そこにチャールズ・ジェフリーのバックボーンでもあるスコットランドのキルトやタータンチェックが重なり合う。男性モデルと女性モデル、そのクロスドレッシングが放つ熱量が心地よく、プロディジーのパワフルな音楽と共鳴しあう。


 ジャンポール・ゴルチエやジョン・ガリアーノの持っていた80年代のパワーとアンドロジナスの表現に、なぜ今、再び共感を持つことができるのか。その時代を直接経験していない世代が作るからこそ、今の時代における新しい価値観として提示できているからであろうか。昨年のザ・ファッション・アワード2017の英国メンズウェア新人賞を受賞した期待の若手が、大きく羽ばたこうとしている。




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