フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリと日本郵便が連携して、メルカリユーザーの出品作業を手助けする実証実験を開始した。14日から首都圏5カ所の郵便局内に、梱包資材を無料で利用できる梱包コーナー「つつメルすぽっと」を設置。実証実験の結果を踏まえ、展開地域を拡大する。
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ユーザーはメルカリで売れた商品をそのまま郵便局に持っていくと、梱包から発送までをその場でできるようになる。設置するのは立川郵便局、光が丘郵便局、八千代郵便局、国立郵便局、美浜郵便局。
メルカリのアンケート調査によると、出品未経験ユーザーの「出品しない理由」は、「こん包・発送作業が大変そうだから」「(発送方法・こん包資材入手・こん包・送料の全ての軸で)どうしたらいいかよくわからない」ことが主な原因になっている。
メルカリと日本郵便は17年6月から配送サービス「ゆうゆうメルカリ便」を開始、利便性の高い配送サービスを提供している。二次元コードを使用することにより伝票記入作業が不要で、発送にかかる手間を大幅に減らせる。匿名配送や、全国の郵便局とローソンからの発送にも対応している。