最近、アパレル小売業界における気温対策の一環として、長期にわたり販売可能な「定番品」の拡充を求める声が目立ちます。小売業にとって定番品が生み出されることは望ましいことであり、異論はありません。しかしながら、前回お伝えした「シーズン区分」に、〝定番品〟という概念を持ち込むことには反対です。今回はその理由を説明します。
(エムズ商品計画代表 佐藤正臣)
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定番の売れる季節
シーズン区分において定番品という概念を用いるべきではない理由は、経験上、その組織は、ほぼ確実に在庫過多に陥る傾向があるからです。
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