帝国データバンクによると、事業停止していた三ッ星靴下(奈良県大和高田市)が12月12日、関連会社の三ツ星産業が12月15日、それぞれ奈良地裁葛城支部に自己破産を申請した。負債は申請時点で、三ッ星靴下が債権者90に対し約27億円、三ツ星産業が債権者22に対し約5億円。
三ッ星靴下は1948年の創業で、カジュアルソックスなどを自社工場、中国の協力工場で生産し、三ツ星産業経由でアパレルメーカーや小売店などに販売していた。86年12月期には売上高約80億円を計上していたが、16年12月期には売上高が10億円を割った。20年に不動産売却などで借入金圧縮を進めたが、改善には至らず7月に事業を停止していた。