Max&Co 進出20周年で店改装

2015/07/17 06:37 更新


 「マックスアンドコー」は、日本進出20周年を迎える今秋、東京・神宮前5丁目の表参道店をリニューアルオープンする。表参道に面した同店は、95年に旗艦店として開いた。そこに現在、地下1階~地上6階で新しい店を建設中で、1~3階が店舗となる。売り場面積は各階約90平方㍍。これを機にブランドの認知をさらに広げ、イメージを確立していく。

 建物のデザインはミラノの建築家、アンドレア・トニョン氏を起用した。イタリア産大理石をふんだんに使い、壁面はガラス張り。店内から並木道の景色が見える。日本の伝統と現代的なデザインに敬意を表してデザインしたという。内装は柔らかなトーンで、ゆっくりとくつろげる空間にする。什器やインテリアにもイタリアのクラフトマンシップを生かす。

 商品はフルラインを揃える。伝統と先端技術を合わせた特別な素材を使った「ブティックコレクション」、生地から縫製までの「メード・イン・イタリーコレクション」をはじめ、日本のニーズに合わせた「ジャパン・エクスクルーシブ」も販売する。20周年記念の商品も発売する。

 表参道店のほか一部店舗で販売するのは、定番の〝コローラドレス〟の限定版。ジャカード生地を使ったフィット・アンド・フレアのノースリーブドレスで、10月に折り鶴の柄、11月にはクリスマスのギフト需要も狙ってキクの花の柄を出す。共布のクラッチバッグ付きで6万4000円。「MAX」の大きなロゴが入ったセレブレーションTシャツ(1万4000円)とジップアップブルゾン(2万5000円)は9月から全店で販売する。

 マックスアンドコーは、伊マックスマーラ・ファッション・グループのグローバルブランド。「現代女性のためのワードローブ」をコンセプトに、ウエアからアクセサリーまで揃える。全国の百貨店に24店、直営2店、アウトレット3店。

「マックスアンドコー」折り鶴柄のドレス
「マックスアンドコー」折り鶴柄のドレス


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事