《マスイユウのファッションロードトリップ》25年春夏コペンハーゲン・ファッションウィーク 北欧最大級のトレードショー「シフ」編

2024/10/09 15:00 更新有料会員限定


 コペンハーゲン・ファッションウィークの中核をなす二つの大型トレードショー、「シフ」と「レヴォルバー」が合併し1年が経つ。24年春夏コレクションでは二つのトレードショーが一つになったことを明示するように双方の名が記されていたが、結局「シフ」のみに落ち着いたようだ。

(ライター・益井祐)

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 1年ぶりに訪れたシフは、なんとなくフィレンツェのメンズトレードショー「ピッティ・イマージネ・ウオモ」をほうふつとさせた。デンマークの大手ファッション企業「ベストセラー」が10ブランド以上を見せただけでなく、「Gスター」のようなジーンズブランドが初出展した。また、今回は隣国ドイツのブランドに力を入れており、ジュリアン・デイノフがキュレーションする「ノウドイッチ」を招待。1月のピッティでのイベントではメンズ寄りのセレクションだったが、今回はレディスやライフスタイルが加わった。

1年ぶりに訪れた「シフ」

 ブランド設立4年目の「アヴェニアー」はアップサイクルとレディ・トゥ・ウェアの二つのラインを持つ。ブルゾンはパンツを再構築したようなデザインだが、これはアップサイクルではないらしい。ベルリン・ファッションウィークでショーを行っている。「SPSR.スタジオ」は「コ・クリエイト」をテーマにしたオーダーメイドのスーツを中心としたメンズウェアブランド。ゆったりとしたシルエットはリラックス感だけでなく、自転車など生活の中のアクティブな面も考慮。撥水(はっすい)性の高い素材も使う。ドイツの百貨店ではトランクショーを行いオーダーを取っている。

アヴェニアー

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