マッシュホールディングスは、12月17日、みずほ銀行と「サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)」による融資契約を締結した。ファッション及びビューティー事業を運営する企業としては国内初のSLL資金調達という。
SLLは、借り手のサステナビリティー(持続可能性)方針、戦略と連携した目標を設定し、金利などの借入条件を目標達成に連動させることで、借り手に目標達成のインセンティブを与え、環境、社会面で持続可能な経済活動と経済成長を促進し、支援することを目指すもの。
マッシュホールディングスは、女性の活躍を推進する企業が取得できる「プラチナえるぼし認定」の取得を中長期的なサステナビリティーに関する目標として設定し、目標達成への段階的な取組として「えるぼし認定」の取得を計画した。
プラチナえるぼし認定は女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づき、一定基準を満たし、女性の活躍推進に関する状況などが優良な企業を厚生労働省が認定する制度であるえるぼし認定を受けた企業のうち、一般事業主行動計画の目標達成や女性の活躍推進に関する取組の実施状況が特に優良であるなどの要件を満たした場合に取得できる認定。
今回の融資額は3億円で契約期間は3年。えるぼし認定の取得の進捗に応じて金利条件が変動するインセンティブが付与されている。マッシュホールディングスは、今回の融資での目標を通じて働きやすい社内環境の一層の整備に取り組み、女性が活躍する社会の実現のさらなる推進を目指すという。