丸井織物 EC関連のベンチャー「スパイスライフ」買収

2018/05/02 13:23 更新


 丸井織物(石川県中能登町)は、Tシャツやスマートフォンケースのオンデマンド販売サービスを手掛けるスパイスライフ(東京)を子会社化した。自社で展開している「Up‐T」(アップティー)事業などとのシナジーを狙う。

 スパイスライフは07年設立のIT企業。ネットを通じてオリジナルTシャツを作成できる「TMIX」、スマホケース作成の「オリラボ」を運営し、SEO(検索エンジン最適化)技術に強みを持つ。

 4月30日に丸井織物が同社株式の81.33%を取得して子会社化することで合意し、代表取締役社長に宮本智行丸井織物取締役ネット事業部門長、取締役に宮本米藏同常務が就任した。5月末までに手続きを完了する。

 丸井織物は新規事業として16年にアップティーを立ち上げてEC事業に参入、自社でプリント設備を導入し、一般ユーザーらからTシャツやスマホケースのオリジナルプリントを受注している。スパイスライフからもTシャツプリント業務を受託していた。

 今回の子会社化を通じてEC事業を拡大し、製販一貫の連携を狙う。両社のノウハウを活用し、「日本最大のオリジナルアイテムのプラットフォームを目指す」としている。

スパイスライフが運営するTシャツ制作サイト「TMIX」


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