「メイカーズベース」千葉に新店 コト消費掘り起こす

2017/11/24 04:25 更新


 会員制シェア工房「メイカーズベース」を運営するメイカーズ(東京)は25日、「メイカーズベース千葉」をそごう千葉店の別館「ジュンヌ」3階にオープンする。物作りのビギナーからプロまでを対象に、「あなたに合わせたものづくりを提供する」という。

 新店舗の広さは約400平方メートルで、専用機器を使って物作りができる作業エリアと、同店で会員が作った作品を販売する展示販売エリアで構成する。

 作業エリアでは溶接機やレーザーカッター、厚手の革も縫製できるミシン、電動ろくろなど100種類以上の機器と道具が置いてある。会員になれば本格的な物作りができる。作り方や機器の使い方を教えるトレーニングサービスもある。一方で、アクセサリーやインテリア雑貨などを作る少人数制のワークショップは会員以外も参加できる。集客の目玉として、平日、土日を問わず開催する。

 展示販売エリアでは会員の作品を販売するほか、カスタマイズや加工代行の依頼を受け、メイカーズのスタッフが商品を作り提供する。

 同社は「ジュンヌはコト発想の体験型専門店館がテーマの商業施設で、メイカーズベースの中心価値〝ストーリーのある物作り体験〟と強い親和性がある」という。幅広い層を対象に体験価値を提供し、「コト消費市場に強いインパクトを与え、需要を掘り起こす」考え。

 メイカーズベースは13年に設立し、東京都目黒区に1号店を構える。会員は物作りのプロやセミプロのクリエイターが中心で、会員登録数は11月現在で約6000人。多彩なワークショップも人気で年間1万5000人が参加する。

専用機器や道具を使って物作りができる(写真は東京の1号店)



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