「メゾン・マルジェラ」は、ドーバーストリートマーケットギンザ(DSMG)で、ブランドのオートクチュールライン「アーティザナル」の17年春夏コレクションのインスタレーションを開催中だ。
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クリエイティブディレクターのジョン・ガリアーノが手掛けるアーティザナルを国内で披露するのは今回が初めて。21日まで開催している。
アーティザナルは、ジョン・ガリアーノのクリエイションにおけるピラミッド構造の頂点に位置する。メゾンのクリエイションの中枢で、ウィメンズのプレタポルテにあたる「デフィレ」をはじめとして、メンズのプレタポルテ、シューズ、バッグ、アクセサリーまで全てのラインのインスピレーション源になっている。
同展では、17年春夏アーティザナルコレクションで提起した、輪郭を際立たせて服の構造をあらわにするテクニック「デコルティケ」を軸にしたルックを展示している。デコルティケは18年春夏の新作でも多く使われている。
もう一つの展示「ディスカバー・ザ・メゾン・マルジェラ・タビ・ストーリー」では、メゾンのアイコンシューズ「タビ」に焦点を当てる。1989年春夏コレクションで発表した初代タビブーツや、17年春夏のデコルティケによるカットアウトブーツなどさまざまな年代のモデルが揃っている。DSMGのために製作した、ゴールドレザーに白いペイントを施したタビブーツも限定販売している。