三陽商会は14日、「バーバリー･ロンドン」（バーバリー）の後継ブランドと位置づける「マッキントッシュ･ロンドン」の婦人と紳士の１号店となる売り場を京急百貨店（横浜市）に開いた。同店を皮切りに、９月中旬までに順次２６３店を開設。45歳以上の男女を中心対象とし、トラッドをベースにした上質な服を訴求する。
京急百貨店では、４階に婦人、６階に紳士の売り場を設けた。婦人は売り場面積約１２６平方㍍。内装は白い壁にこげ茶やゴールドの什器を採用し、シックな雰囲気に仕上げている。７月という時期を考慮して、強みのアウターやスーツ、秋冬向けの雑貨のほか、夏を意識したＴシャツや軽衣料も揃えた。
紳士は売り場面積約１０６平方㍍。こげ茶をベースにした重厚感のある店内に、スーツやネクタイ、カフスなど「ブランドの武器」とするビジネスラインを集積した。カジュアルシーンを想定したジャケットやシャツも揃え、幅広いニーズに応える。バーバリー同様、セール時期でも店頭セールは行わず、ブランドの良さをしっかり伝えることに注力する。
売り場のオープンに先駆け12、13日には、京急百貨店のカードホルダーの上顧客を招いた販売会を実施。新ブランドをお披露目するとともに、ブランドの良さを対面で伝える機会を設け、婦人と紳士合わせて２日間で約１０００万円を売り上げた。２～３点複数買いする客が目立ったという。
マッキントッシュ（レディス）
ゆっくりと買い物を楽しめるよう、店内には椅子とテーブルを設置
重厚感のある紳士服売り場
