ゲオホールディングス子会社のゲオクリア(名古屋市、川辺雅之社長)は、名鉄百貨店メンズ館4階にオフプライスストア「ラック・ラック・クリアランスマーケット」を出した。東海地区ならびに百貨店への出店は初。「名古屋駅前の人の集まる立地で、オフプライスストア業態の認知を高めたい」(川辺社長)としている。
取扱商品は衣料品やバッグ、靴、アクセサリー、化粧品、リビング雑貨など2万点以上。国内外のアパレルメーカーや小売店などから新品の在庫品を買い取り、平均では60%ほどのオフ率で販売する。同店は765平方メートルの売り場面積で、ブランド別、テイスト別、アイテム別の陳列を組み合わせ、見やすく、選びやすい、すっきりしたディスプレー。商品の価値を生かしながら、買い物を楽しめる空間を演出した。
メインの客層は40代女性を想定しているが、駅前立地だけに20代からの若い客層も含め幅広い層を狙う。セルフ販売が基本で、スタッフは2週サイクルでテーマに基づくコーディネート提案などに力を入れる。「オフプライスストアは〝1.5次流通〟。ブランドの価値を守りながら、適正に販売することで、1次流通と共存していく」(同)と強調する。