キャンプ用品メーカーのロゴスコーポレーションは18年春、京都府城陽市に宿泊施設やレストランなどを備えた大規模レジャー施設を開業する。市内に現存する総合運動場と二つの宿泊施設を一体的にリノベーションし、家族でアウトドアを楽しめる空間に生まれ変わらせる。
名称は「ロゴスランド」。城陽市総合運動公園に広がる約9ヘクタールの敷地と二つの宿泊施設の指定管理者となる。第1期開業は18年春の見通しで、人工芝を敷き詰めた全天候型の屋内キャンプ施設や、本格的アウトドア料理を楽しめるレストランをオープンする。19年4月の第2期では、20区画以上のバーベキュー場などを開業。その後、直営店「ロゴスショップ」の入ったホテル施設などを開く計画。屋外キャンプ場を設ける構想もあるという。総投資額は非公表。
施設内には授乳室やベビーカー置き場、幼児が遊べるフリースペースを多く設け、未就学児を持つファミリーが楽しめる空間作りを意識する。「世界初」(同社)という屋内キャンプ施設は、初心者にも雨や虫に悩まされずに気軽にキャンプを体験できる空間となる。
同社は、このプロジェクトを「ロゴス」商品を実際に使え、アウトドアファンを増やすだけでなく、集客装置として機能させて「地方創生」につなげる試みとして位置付ける。他の地方自治体との取り組みも視野に入れ、直営事業部内にパークマネージメント課を立ち上げた。