ブランドバッグに特化したサブスクリプション型レンタルサービス「ラクサス」を提供するラクサス・テクノロジーズ(広島市、児玉昇司社長)が成長を加速する。昨年11月にワールドの連結子会社となり、100億円規模の資金援助を受けた。19年7月期に13億7900万円だった売上高を3年後に80億円、5年後に150億円にまで拡大する計画。LTV(顧客生涯価値)の高さを強みに、海外市場も視野に入れている。
(藤川友樹)
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「ラグジュアリーのブランドバッグを楽しめている人はまだ1000人に1人くらい。そういう意味でバッグは奥が深い」。児玉社長は、そう話す。ビジネスマンがネクタイを日によって替えるように、ブランドバッグも毎日の気分や洋服に合わせて選びたいというのが潜在欲求。しかし価格が障壁となり、一部の富裕層を除き、生涯でそれほど多くを手にすることはできない。