ワールドは25日、ラクサス・テクノロジーズ(広島)を子会社化すると発表した。株式、アドバイザリー費用などを含めた取得価額は約43億円。11月6日に実行予定で、取得後の議決権所有割合は62.5%になる。ワールドはグループの持つリソースの提供や100億円規模の資金支援で、ラクサスの事業拡大に取り組む。
ラクサスは、高級バッグのシェアリングサービスを運営している。着実に売り上げを伸ばしており、19年7月期の売上高は前期比24.8%増の13億7900万円、営業利益500万円(前期は2億5200万円の赤字)だった。
ワールドは、ラクサスのデータに基づく調達ロジックやICタグを用いたフルフィルメントなどのビジネスモデルに注目しており、「戦略的パートナーシップの構築」が双方の発展に貢献すると判断した。子会社化以降も、社長は創業者の児玉昇司氏が継続する。拠点や名称も変えない。