キルティングのアウターで数年前に国内で一世を風靡(ふうび)した英国ブランド「ラベンハム」が、新たなグローバル戦略を掲げ、このほどブランドをリローンチした。フレッドペリーが買収したこともあり、その親会社であるヒットユニオンとの日英ワンチームで老舗ブランドを再構築する。本社のヘッドオブブランドのジェイク・ウィルモアさんに話を聞いた。
(聞き手=永松浩介)
ユニークな体制を整える
――新生ラベンハムはどんな体制・組織で進めていくのか。
お客を最優先に考えることをベースに組織を再編し、ユニークな体制を整えた。もちろん、ブランドの本拠地は英国のサフォークですべての製品を作っているのは誇りだが、今ではロンドンと東京にオフィスを構えることで、各拠点のチームがビジネス全体を網羅している。リモートでつながれるようになり、これまで以上にチームの距離が縮まった。