「アパルトモン」 神戸・旧居留地に3店目オープン

2018/05/02 04:27 更新


 ラクラスは神戸・旧居留地にレディスセレクトショップ「アパルトモン」をオープンした。西日本初出店で全国では東京・青山の「青山店」、東京・丸の内の「東京店」に続く3店目。小物を含め100近いブランドを品揃えし、売り場中央をテントを活用した装飾とするなど、「本物を知る大人」が楽しめる店作りにした。

 店舗面積は約340平方メートル。キャラバンを内装のコンセプトとする青山店と同様に、中央部分に大型のテントを設置する一方、家がコンセプトの東京店のように随所にソファを配置してゆっくり過ごせる店作りも盛り込んだ。外に面した窓をあえてふさぎ、店内の雰囲気を演出する効果も狙った。

 壁沿いにずらりと並んだハンガーラックには、一つのラックごとにスタイリングがしやすい商品を編集した。テント内は色の映える商品を中心に品揃えして変化を付けた。モロッコで買い付けた小物を集めたコーナーも設け、神戸店として先行販売している。

 タイムレスをキーワードに、「ずっとワードローブに入れて置きたい服」を提案。主なブランドは、服が「ゴールデングース・デラックスブランド」「R13」「インドレス」「ニリロタン」「ヴィタ・キン」、小物は、バッグの「ザンケッティ」「マザー」、靴の「ジュゼッペ・ザノッティ」など。

 中心価格はジーンズをはじめとしたデニムアイテムが3万円前後、ニットアイテムが2万5000円。全体の7割近くがセレクトとセレクト比率が高く、別注品も少なくない。店のオリジナリティーが支持され、既存店では40~50代を中心ターゲットに顧客作りが順調だ。大人の女性っぽくアレンジした「スイコック」の別注スポーツサンダルなど、完売商品も多く、増収が続いている。

 同社は18年2月、大阪・ルクアイーレにあった「アパルトモン・ストゥディオ」を閉鎖。路面ではないが自由度が高く、相性の良い大人の女性の来店が多く見込める旧居留地38番館で、アパルトモンの出店を決めた。「もともと売り上げ第一主義では運営していない。既存店と同様、来店してくれた一人ひとりのお客様の満足度を追求し、店の認知度も上げていければ」とする。

店内中央に大型のテントを配置した店作り


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