レディス専門店では2月、寒暖差の影響で、売り上げが期待ほど伸びなかった。全体的に客数と客単価ともに増えたが、セール商品が売れ、単品買いが多かったため。春物ではオケージョン向けの服や羽織り物が売れた。
「客数がとれていたわりに客単価、セット率が厳しかった」「SCに出店する店ではセールへのモチベーションが高く客数は多かったが、セール品が売れたため客単価は落とした」店があった。実需買いの傾向は依然強く、気温に合わせながら客が求める商品を提案する難しさがあったようだ。「春物の購買意欲は高いが、気温が上がりきらず大きな購買につながらない。上手にセットが組めなかった」「VMDに苦戦した」という。
春物は、オケージョン向けのジャケットやブラウス、ドレスなどが動いた。「今買って長く着られる」ニットのドレスやカーディガン、トレンドのデニムアイテムなども反応が良かった。羽織りでは複数の着方ができるタイプが良かった店もあった。
セール品の冬物は、手頃な価格のお得感で、来年に向けて〝先物買い〟する客がいた。重衣料も売れた。