ラコステジャパン　スニーカー強化でZ世代獲得や卸拡大へ

3月16日に再開業した「ラコステ日比谷店」。1996年から同地で営業する

　ラコステジャパンは今期（23年12月期）、ブランド創業90周年を迎える「ラコステ」事業で、前期比15%の増収を目指す。スニーカーの強化などで卸販路の拡大やZ世代を中心とした若者層の取り込みを図るほか、既存直営店の移設・増床を進め、生産性を高める。3月16日には、ビルの建て替えに伴い19年12月に閉店していた主力店の「ラコステ日比谷店」を増床・再開業した。

（杉江潤平）

　日本におけるラコステ事業は前期、過去最高の売上高を記録した。知名度の高さを生かしつつ、スニーカーで新デザインを投入し、10代後半から20代客の獲得に成功。デジタル施策も奏功し、EC化率は25%まで高めた。