JR西日本伊勢丹は26日、開業以来の大規模改装を終えてJR京都伊勢丹をグランドオープンした。買い回る楽しさを演出するMD、環境を整え、「京都で最多の自社販売員による接客サービス」(浅田龍一JR西日本伊勢丹社長)を強化。改めて「百貨店の原点」を追求する。
いかに買い物を楽しんでもらうかに重きを置き、買い上げ率の向上を目標に掲げる。インターナショナルブティックや婦人肌着、シューズ売り場などには、じっくり接客できるソファや椅子を配置。販売効率よりも買い物が楽しめる空間、陳列を重視し、統一什器やMDの絞り込みで見通しの良い環境を作った。化粧品やジュエリー、シューズ、婦人服、肌着のいずれもコンシェルジュサービスを導入し、個々の要望に対応する。
1階にあったインターナショナルブティックは2、3階にもフロアを拡大。「マルニ」「メゾン・マルジェラ」「クリスチャン・ルブタン」など18ブランドを新たに加え、40ブランドとした。2階の化粧品売り場は「地域最小」だったため面積を倍増。「トムフォードビューティー」など京都初出店ブランドを含む40ブランドを揃える。
新雑貨ゾーン「フェイバリット雑貨」は、京都最大のフレグランスコーナーとヘアアクセサリー、サングラスを集積。3階の「キレイテラス」は、ナチュラルコスメと婦人肌着・リラクシングウェアのカテゴリーミックスで構成。女性の美を外面、内面ともにサポートする。