京セラはテキスタイル用インクジェットプリンター「フォレアス」を開発し、この分野に新規参入する。プリント後の工程が乾燥だけで済む顔料プリントに着目し、柔らかな風合いを追求したほか、独自ヘッドや一貫の前後処理プロセスを搭載した。プリントのデジタル化や顔料市場の拡大に期待し、後発ながら「トップシェアを目指す」。
(中村恵生)
同社は従来からインクジェットヘッドを製造販売し、テキスタイル分野では欧州や中国のハイエンドプリンター中心に約半分のシェアを持つ。社内の組織横断プロジェクトの一環で、プリンターの知見を持つ子会社の京セラドキュメントソリューションズとの相乗効果を狙い、20年に新規事業として今回のプロジェクトをスタートした。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!